マーラー6番
マーラーの6番を最近やっとまともに聞けるようになった。
子供のころ実家に唯一あったマーラーのCDがインバルの悲劇的だった。
マーラーの中では最も初めに聞いた曲(たしか小学生のころ)ではあるのだが、当時はインバルの演奏があまりにも聞くのがしんどくて大学生に巨人を演奏するまでマーラーを敬遠するきっかけとなった曲でもある。
そのせいもあってマーラーを聞き始めてからもう10年以上もたつが6番だけはなかなかなじめなかった。
今聞いても内容はヘビーで、それなりに体力がないと聞きとおせない。
何がヘビーなのかと考えてみると
- 長い割に古典的構成(繰り返しが多い)
- 音が多い(1、4楽章は弦楽器が細かい音をずっと刻んでる)
- メジャー→マイナーのモットーが悲しい気分になる(さらにくどい)
マーラーはもともとストーリー性が強いため、他の曲との関連・マーラー自身の当時の状況などを知っていないと理解しづらい曲が多いが、この曲はその極致ではないだろうかと思う。
曲の構成は非常に複雑で4楽章を取っている割に内容は山盛りでその上ソナタ形式を取ろうとしているので、すんなり耳に入ってこない部分も多い。
個人的には7番の方がよっぽど聞きやすいのは、最終楽章にはっちゃけるからなのだろうか。最後にもってきて何とか聞けるぐらいの曲のように思う。
ところで最近の演奏はスケルツォ→アダージョとアダージョ→スケルツォとどっちが多いのだろうか。
個人的にはスケルツォ先の方が面白く聞けるかな。。。
あとこれ演奏するの絶対無理。。。